事前準備がカギ?展示会出展前にコンセプトシートを作成する理由

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事前準備がカギ?展示会出展前にコンセプトシートを作成する理由

展示会は見込み顧客を獲得するための重要なマーケティング施策のひとつです。展示会の開催期間中はもちろん、新規顧客獲得のためには事前準備にもしっかり取り組まなければなりません。

展示会出展にあたっての事前準備の一つに、「コンセプトシート」の作成があります。きちんとしたコンセプトシートを前もって作成しておくことで、展示会の成功の確率は高まります。

そこで今回は、展示会出展を成功させるために、事前にコンセプトシート作成する理由についてご紹介します。

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コンセプトシートとは?

コンセプトとは、「概念」や「構想」という意味です。

ここで言うコンセプトシートとは、「誰に」「何を」「どのように」伝えるために展示会に出展するのかといった情報を、整理してまとめておく書面を指します。出展の目的を明確にして、より大きな成果につなげるために作成します。

コンセプトシートを作成する理由

コンセプトシートを作成するべき理由はいくつかあります。

【理由1】出展イメージを明確にする

まずは、出展担当者の持っているイメージを文章や図などに起こしていくことによって、頭の中で考えを整理するという目的があります。

漠然とした状態のまま準備を進めてしまうと、途中で方向性がぶれてしまうことも多いでしょう。アイデアを言葉や図に書き出すことによって、明確で具体的な方向性が見えてきます。

【理由2】情報共有がしやすくなる

コンセプトシートをまとめることによって、他のスタッフと情報共有がしやすいという利点もあります。

例えば、担当者が考えている出展商品の強みと、開発部門が考えている強みは異なるかもしれません。意見のすり合わせをする際に、口頭のみでは、正しく理解されず、認識のずれが生じたり、議論がなかなか進まなかったりすることもあるでしょう。

また、展示会に関する情報は社内だけではなく、ブースの準備をしてくれる業者や、PR用動画を作ってくれる制作会社などの、外部業者とも共有する必要があります。基本となるコンセプトが共有されていないと、目的にそぐわない装飾のブースになったり、PR動画がイメージと異なったものになったりするかもしれません。

社内外で出展の目的や方向性を共有するためにも、コンセプトシートを作成して公開しておく必要があるのです。

事前に出展コンセプトを明確にしよう

展示会への出展が決まったら、コンセプトシートの作成に取り掛かりましょう。

出展コンセプトの明確化は最初にすべきであり、時間がかかってもじっくりと行いたい準備です。自社イベントとは違い、準備が遅れているからと展示会の日程を変更することはできないため、出展決定後に速やかに検討を始める必要があります。

商品のアピールポイントをまとめる

まず考えなければならないことは、出展する商品のアピールするべきポイントです。
どんな価値を提供できるのか、他の類似商品と比べてどこが優れているのかなどをまとめましょう。

ターゲットとそのニーズを想定

出店する展示会の来場者と、自社にとってのターゲットの想定も大切です。
会社の重役なのか、現場の担当者なのか、どんな職種なのか等、誰に向かってアピールをすれば良いかを決めることもコンセプト作りでは重要な要素となります。

そして、商品をアピールすべきターゲットが何を求めているのか、どのようなことに困っているのかを想定してまとめていきましょう。

ニーズに対して提供できるものは何か

はじめにまとめたアピールポイントを元に、ターゲットとする顧客のニーズに対して、自社商品は何が提供できるのかを考えます。

顧客が知りたいのは、何よりも「自社に必要なものかどうか」です。例えどれだけ最先端の技術を使っていても、競合商品より優れていても、見込み顧客のニーズに合っていなければ意味がありません。

自社の課題の解決に繋がる、取り入れるべき商品だとわかりやすく伝えるために、訴求できるポイントを考えましょう。

このような流れで、コンセプトシートを作成します。
要素に対して内容を箇条書きで書き出していき、展示会の目的や展示会を通して実現したいことをまとめていきましょう。

ターゲットが知りたい情報を、一目で伝えられるように

出展時に大切なのは、あくまでターゲットのニーズを意識した展示とし、一目で価値が伝わるように工夫することです。

「売りにしたいポイント」や「他社との違い」を強調しただけの展示より、具体的に「顧客にどういったメリットがあるのか」を伝えることにより、ターゲットに強く価値を感じてもらえるでしょう。

作成したコンセプトシートを元に、ブースの展示方法や、チラシの構成、接客方法などを設計できるでしょう。

コンセプトシートによって、はじめに深く掘り下げて、出展に関わる人の認識を統一させておくことで、展示会開催までのどのフェーズにおいても、より柔軟な発想で成功に向かうことができます。

「誰に」「何を」「どのように」伝えられれば良いのか明確にしておくことが、適切な成果を狙いやすくさせるのです。

おわりに

今回は、展示会出展を成功させるために、事前にコンセプトシート作成する理由についてご紹介しました。
展示会は多くのスタッフが関わることになりますが、関わるすべての人が、同じ意識と目的を持っていることが、展示会成功のカギとなるのです。だからこそ、事前準備としての出展コンセプトシート作りが重要となります。

展示会担当者がコンセプトシートのたたき台を作成し、社内の関係者で検討し、全員が納得するコンセプトシートを作りましょう。

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