展示会を成功へと導くテーマの作り方

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展示会を成功へと導くテーマの作り方

展示会出展の成果を最大化させるためにも、正しいテーマ設定が欠かせません。正しくテーマ設定できている展示会では、良質なリード獲得につながるなど出展の効果も大きくなるでしょう。

そこでこの記事では、展示会テーマの作り方について、テーマ設定の重要性や作成のポイントなどを交えてご紹介します。

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展示会テーマの重要性

まずは、展示会テーマを設定することの重要性について理解を深めていきましょう。展示会テーマとは、展示会出展の準備から集客を行う上での軸となるものです。

例えば、2023年に開催された「東京モーターショー」改め「Japan Mobility Show」のテーマは【乗りたい未来を、探しに行こう!】でした。
他にも「食博覧会・大阪 2021」は【食べる、笑う、生きる】、2023年に開催された「ふるさと祭り東京」のテーマは【ニッポン再始動!】でした。

このように展示会のテーマ設定を行うことで、そのテーマに興味を持った人達が来場することになります。このことから、テーマ設定を行うことで自社が求めているターゲットにブースに訪れてもらいやすくなると言えるでしょう。

また、テーマに沿ったノベルティやチラシ、ブースデザインにすることで自社としてのブランディング強化にもつながるなど、展示会でのテーマ設定は欠かせない要素となります。

展示会テーマを決める5つのステップ

展示会テーマ設定の重要性について理解はできたけど、実際にはどのように展示会テーマを設定したらよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、展示会テーマを設定する5つのステップを見ていきましょう。

1.目的の設定

まずは、展示会への出展目的を明確にしておきましょう。
主な出展目的として、「新規見込み顧客の獲得」「既存顧客との関係性構築」「企業や商品の認知拡大」が挙げられます。

自社の課題を洗い出し、その課題を解決するために必要な施策を目的として設定することが重要です。このように、目的を明確にしておくことで、チーム全体として目指す指標も見えてくるでしょう。

2.商材の設定

目的が設定できたら次に、展示会で取り扱う商材を決めておきましょう。基本的には、自社で最も売れている既存の商品やサービスいわゆる看板商品を選びます。

売れている商品は、顧客の抱えるニーズや課題解決につながっている商材だと言えます。展示会の会場においても、解決できる課題が明確であることから、自社の強みとしてアピールしやすくなるでしょう。

3.ターゲットの設定

展示会に出展する目的と商材が明確になると、ターゲットを絞ることができるようになります。自社ブースに訪れてほしい見込み顧客像の業種や役職だけでなく、さらにそのターゲットが来場する目的や課題、ニーズを想定したペルソナを設定しておきましょう。

また、設定されたペルソナを社内で共有することで、チーム一人ひとりの認識のズレを最小限に留めることができます。

ペルソナ設定に必要な情報
  • 氏名
  • 所属部署
  • 役職
  • 経歴
  • 決裁権の有無
  • 担当業務
  • チームの人数
  • 来場の目的
  • 自身やチームが抱える課題やニーズ

4.数値目標の設定

展示会後、目的に対する達成度を測るためにも、具体的な数値目標を設定しておきましょう。また設定の際は、曖昧な目標とならないよう効果が測定できる具体的な数値で設定しておくことが重要です。

この数値目標は、出展目的によっても異なりますが「集客数」「商談化数」「受注数」などが挙げられます。

5.テーマ設定

ここまでの1〜4のステップで設定した項目に沿って、テーマを設定します。
設定した商材がターゲットに対して、どのような効果をもたらすのか、目標達成に焦点を当てテーマ設定を行うことが大切です。

また、抽象的な言葉や表現は魅力的なテーマとは言えません。そうならないためにもターゲットである来場者に対して「自社の商材でどのような課題が解決できるのか」がわかる具体的な言葉で設定しましょう。

展示会テーマをキャッチコピーに落とし込む

上述した方法でテーマが明確化したら、そのテーマをキャッチコピーに落とし込みましょう。キャッチコピーとは、テーマをもとに、より来場者に伝わりやすいように翻訳したものです。

どのようなブースなのか、商材の特徴、ブースに立ちよるメリットが伝わるよう、具体的かつキャッチーな文言で設定しましょう。

テーマとキャッチコピーの両方の設定ができてようやく、チラシやノベルティ、ブースデザイン設定などに取り組めるようになるのです。

展示会を成功させるテーマ設定にするためのポイント

展示会テーマの作成方法について解説してきましたが、ここからはより効果的なテーマ設定にするためのポイントについて見ていきましょう。

商材の特徴を明確にする

テーマ設定の際には、展示会で取り扱う商材のスペック・価格・活用により解決する課題・他社と差別化できる点など、自社だけの強みや活用のメリットを書き出してみましょう。

このようにして自社商材の特徴を整理することで、特徴や強みを活かしたテーマの設定ができるようになります。
出展する商材の価値を最大限引き出し、伝えることのできるテーマにすることが大切です。

顧客の悩みやニーズを洗い出す

商材の強みを明確化するとともに、顧客の悩みや課題、ニーズを洗い出すことも、効果的なテーマ設定を行うポイントとなります。またこのとき、顧客自身もまだ気が付いていない潜在的な課題やニーズがないかも検討してみましょう。

商材の強みが明確化できていても、顧客の課題やニーズに合っていなければ、その製品が売れることはありません。
そこで、顧客の課題を自社商材がどのように解決できるのかを考える必要があります。このように顧客のニーズに合わせたテーマ設定を行うことで、よりブースに足を運んでもらえるようになるでしょう。

まとめ

展示会に出展する際には、最適なテーマ設定を行うことが自社の求めるターゲットを集客することに直結します。
またテーマ設定を行うことでチーム全体の指標が明確になることも大きなメリットとなるでしょう。

時間やコストをかけて出展することを決めた展示会の成果を最大限に高めるためにも、展示会準備の早い段階で、テーマ設定に取り組むことが大切です。