【比較表つき】MAツールの費用・価格を徹底比較。最適なツールを選ぶポイントは?
マーケティングオートメーション(MA)ツールは多くの企業で活用されつつあります。しかし、これから導入しようとしている方にとっては、「どのツールがいいのだろうか?」「値段が高くても多機能な方がいいのか?」と迷うことも多いでしょう。
今回は、MAツールの機能や選択時のポイント、導入費用について詳しく解説していきます。
お急ぎの方で、「MAツールの比較結果を先に見たい!」という方に、MAツールの導入検討に役立つ「MAツール比較表」をご用意いたしました!
比較表には各社MAツールの主要な機能を紹介しています。さらにダウンロードいただくと「価格」「サポート内容」「セキュリティ」など、『33項目』で比較・検討できる資料もご用意しております。
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Contents
中小企業におすすめしたいMAツール10選!
MAツールにはさまざまな特徴があり、「どのように活用すべきか」によって、自社に適したMAツールは変わってきます。
特に、初めてMAツールを導入する会社にとって、「費用」が気になるマーケティング担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、中小企業におすすめしたいMAツール10社の「初期費用」「月額費用」(2022年6月現在)をご紹介します。
ツール名 | 提供会社 | 初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
---|---|---|---|---|
ツール名:List Finder | 提供会社:株式会社Innovation & Co. | 初期費用:100,000円 | 月額費用:39,800円~ | 無料トライアル:〇 |
ツール名:Kairos3 | 提供会社:カイロスマーケティング株式会社 | 初期費用:10,000円 | 月額費用:15,000円~ | 無料トライアル:- |
ツール名:Synergy! メール配信プラン | 提供会社:シナジーマーケティング株式会社 | 初期費用:148,000円 | 月額費用:25,000円~ | 無料トライアル:- |
ツール名:Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) | 提供会社:株式会社セールスフォース・ドットコム | 初期費用:0円 | 月額費用:150,000円~ | 無料トライアル:- |
ツール名:Marketo | 提供会社:アドビ株式会社 | 初期費用:非公開 | 月額費用:非公開 | 無料トライアル:- |
ツール名:SHANON MARKETING PLATFORM | 提供会社:株式会社シャノン | 初期費用:非公開 | 月額費用:100,000円~ | 無料トライアル:- |
ツール名:HubSpot professionalプラン | 提供会社:HubSpot Japan株式会社 | 初期費用:0円 | 月額費用:96,000円~ | 無料トライアル:〇 |
ツール名:SATORI | 提供会社:SATORI株式会社 | 初期費用:300,000円 | 月額費用:148,000円~ | 無料トライアル:- | ツール名:b-dash | 提供会社:株式会社データX | 初期費用:非公開 | 月額費用:非公開 | 無料トライアル:- |
※2022年6月調べ
MAツール10社の費用感を掴むことはできたのではないでしょうか。
今後、実際にMAツールの導入を検討していく方も多いかと思いますが、その際には、価格だけではなく、機能やサポート体制についても比べていくことが重要です。
そこで、「機能」「価格」「サポート体制」「セキュリティ」など、MAツールの導入検討に役立つ『33項目』を徹底比較した「【2022年最新版】MAツール比較表」をご用意いたしました。
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また、今回の記事では、「MAツールの基本的な知識」もまとめていますので、MAツールのことをもっと知りたいという方は、ぜひこのまま記事を最後までお読みください。
MAツールとは?
まずは、MAツールとは何かについて触れていきましょう。MAツールは、「見込み顧客の獲得から購買までのプロセスを自動的に支援するソフトやツール」のことを指します。
インターネットが普及した現在、なにか商品の購入検討をする際に、提供会社からの営業を必要としなくなりました。見込み顧客が自身で情報収集をすることで、企業の営業担当に問い合わせる頃には検討が終わっているケースが多くなっています。
そのため、購買検討が顕在化する前から見込み顧客と接触し、それぞれの見込み顧客に合わせた適正な商品やサービスのアピールを行う必要があります。しかし、そのためには莫大な工数がかかるため、MAツールを活用した自動化・効率化が進んでいるのです。
MAツールを活用すると、以下が可能となります。
- 顧客の興味や関心に合わせたコンテンツの配信や広告の提供
- 見込み顧客のスコアリングやトラッキング
- 適切なタイミングで営業を行う
金額や機能はそれぞれ異なるものの、MAツール導入の目的は企業の利益や生産性を上げるための活動のサポートを行うことと言えるでしょう。
MAツールの主要機能
ここではMAツールの重要な機能を見ていきましょう。主に、「顧客管理(リード管理)」「メール配信」「セミナー管理」「行動解析、アクセス解析」の4つが挙げられます。
【機能1】顧客管理(リード管理)
社内で保有する見込み顧客(リード)のデータを一元管理する機能です。これまで社内で保有していたリード情報をCSV形式で読み込み、重複する情報は名寄せすることができます。見込み顧客の選別・属性分け(リードクオリケーション)を行うことが可能であり、SFAやCRMなどとの連携も可能です。
例えば、以下のような顧客管理ができるでしょう。
- 見込み顧客の属性の設定やステータス管理
- これまでの行動履歴のタグ付けなど
- 「業種」「役職」「ニーズ」などの項目毎のリード絞り込み
- 購入を検討予定であるか否かなどのステータスや「展示会参加」などのタグによる絞り込み
この機能を有効活用することで、これまで人的リソースを割いて行ってきた作業の効率化が可能です。また、見込み顧客のWeb上の行動を分析した優先順位付けなども自動化できるため、より迅速で効率的なマーケティング活動を行えるようになります。
実施したマーケティング活動の履歴も蓄積されていくため、社内での情報共有やこれまでの施策に対しての見込み顧客の反応に即した効果的なアプローチが可能になります。
【機能2】メール配信(コンテンツ配信)
MAツールで管理する見込み顧客にメールを配信することができます。これは、リードナーチャリング(顧客の育成)に該当し、相手の興味や関心に合わせて適正な商品アピールが可能です。それによって、各見込み顧客にとって有益な情報を提供することができ、見込み度合いの向上に貢献できるのです。
テンプレートを活用して手軽にテキストメールやHTMLメールを作成したり、配信するリードの抽出条件や配信日時など指定して、効率的にメール配信をすることができます。
また、メールを配信して終わりではありません。
- 配信後の配信成功数や見込み顧客の開封率といった成果が見られる
- それぞれの見込み顧客がメール配信後にどのWebページに遷移したのか、誰がどのメールに興味を持ったのかを分析できる
- メールの内容を顧客のニーズに合わせて変えられる
上記のように、より大きな成果につなげるための分析も可能です。
注意したい点として、MAツールにはメール配信数に制限を設けていることが一般的です。一度に配信するメールの数が少なくても、繰り返し配信すればすぐに上限を超えてしまう事もあります。
自社で導入した際の活用方法を想定した上で、ツールを選択しましょう。
【機能3】行動解析(トラッキング)・アクセス解析
顧客管理やメール配信などの機能を使用しつつ、見込み顧客について以下のポイントから行動解析・アクセス解析機能が可能です。これは、リードナーチャリング(見込み顧客の育成)の部分にも該当します。
- どのWebページをどのくらい閲覧したのか
- どこからアクセスしたのか
- アクセス後、どこで離脱・サービスの購入・資料請求などが行われたのか
閲覧ページや滞在時間などのデータから、見込み顧客が何に興味を持っているのかを知ることができ、効果的なマーケティング施策につなげられます。
また、IP解析が可能なMAツールであれば、解析・分析の結果から自社サイトにアクセスしたユーザーに対して以下の情報を把握できます。
- 企業名
- 連絡先
- 売上高
- 上場区分
様々な企業情報も取得できるため、自社に興味のあるターゲット企業を把握し、取得した情報をもとに営業の優先度を付けることが可能です。加えて、トラッキング機能を利用して見込み顧客の温度感に合わせて、適切なサイト作成に反映することもできるでしょう。
【機能4】セミナー管理
自社で開催するセミナーの管理が容易にできる機能です。リードナーチャリング(顧客の育成)につながるものであり、MAツールを活用することでより効果を高められます。
専門知識がなくとも、以下のような操作が可能です。
- マウスでの操作とテキスト入力で、セミナーの案内ページや申し込みフォームの作成などができる
- 通常であれば手作業で行われる、セミナーの申し込み完了メールやセミナー開催直前のリマインドメール
- セミナー参加のお礼メールなどを簡単に一括配信する
また、MAツールの顧客管理の利点を活かし、参加者の管理も容易にできます。開催当日の管理はもちろん、見込みの高い参加者の抽出や分析が効率的になり、開催後の営業アプローチに活かすことができます。
セミナー開催の回数増加や、セミナー参加者からの案件の増加に繋がるでしょう。
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MAツールを導入するメリット
MAツールの機能をふまえたうえで、効率的に運用していくことが、これからの適切な商品やサービスの提供において非常に重要となります。これまでは実現できなかった生産性の向上や人的コストの削減が期待できるでしょう。以下で、MAツールを導入することで得られるメリットをまとめました。
1. 時間・人のコストを削減できる
MAツールを導入することで、見込み顧客のニーズやタイミングに合わせたアプローチが可能となります。
とくに中小企業では、人材不足が深刻問題なため、より一層の営業効率化や生産性向上が課題となっていますが、
MAツールを有効活用することで、顧客の現在のニーズを把握し適正なタイミングでの営業や商品アピールなどが可能です。そのため、営業とマーケティングに対するコストを削減できます。
2. そのままでは気が付かない”隠れHotリード”にアプローチできる
相手から問い合わせが無い状態では、こちらから一人ずつアプローチをしていかない限り、「サービスの検討を進めている」ことに気づくのは困難です。
しかし、MAツールを導入することで、以下のような見込み顧客のアクションを可視化できます。
- 問い合わせフォームまで来ているが、離脱している
- 短期間に何度も自社のWebサイトに来訪している
- 事例・価格など、導入検討に利用しそうなページをよく閲覧している
これらのアクションがあった見込み顧客は、「問い合わせまではいかないが、サービスの検討をしている可能性が高い」、いわば”隠れHotリード”です。
彼らにアプローチすることで、より多くの商談獲得が見込めるのです。
3. 「いつの間にかコンペ負け」を防げる
アメリカのコンサルティングファームの調査によれば、「直近の導入意欲が見られなかったためフォローをやめてしまった見込み顧客のうち、じつに8割は2年以内に競合製品を導入している」との結果が出ています。
これは、再度検討意欲が高まったタイミングをキャッチアップできず、放置してしまうために起こります。
MAツールを使えば、以下のような顧客フォロー体制を構築し、「再度導入検討が高まったタイミング」を見逃さずにフォローできます。
- 直近での導入意欲が低い場合は、メールなどで定期的にコミュニケーションをとる
- 再度検討が進み、自社サイトに来訪しているタイミングをキャッチアップ
- セールスより再アプローチ、商談につなげる
MAツールの運用方法で重要なポイント
MAツールを運用する場合、最も検討しなければならないことは「目標設定」です。例えば、MAツールを導入するとしても、クリアしたい課題は各企業によって異なるのが現状です。
- メールからリードを獲得したい
- コンテンツマーケティングの数字を改善したい
- PVは取れているがCVをもっと改善したい
MAツールはあくまでもマーケティング施策をサポートするための手段です。そのため、施策そのものは、運用する企業が検討する必要があります。つまり、マーケティング施策として必要なコンテンツやリソースは自社で用意する必要があり、MAツールはあくまでもサポートであることを認識しておきましょう。
とくにBtoBでは、商品やサービスの購入までに長い期間を要することも少なくありません。そのため、メールやHPでどのようにマーケティング施策を展開し、結果に導くのか、導入前に十分な検討が必要です。
10社のMAツールの費用比較と選択するポイント
数あるMAの中から自社にピッタリのものを選ぶためのポイントは大きく以下の2点となります。
- MAツールの「使いやすさ」
- 自社の「課題解決が可能かどうか」
高機能なMAツールは高価格であることに加え、多機能であるため、マーケティングに精通した担当者がいなければ、有効に活用することは難しいといえます。加えて中小企業では、人手が少なく、マーケティング担当者がノウハウを持っていても時間が足りないパターンも少なくありません。
そのような場合では、逆にシンプルなMAツールの方が課題解決につながることもあります。そのため、中小企業での導入を検討する際は、以下をポイントとして検討してみましょう。
- シンプルでMAツール未経験でも使いやすい
- 導入しやすい価格
そして、下記の表で、中小企業におすすめしたい10社のMAツールの導入費用の参考例をみていきます。
ツール名 | 提供会社 | 初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
---|---|---|---|---|
ツール名:List Finder | 提供会社:株式会社Innovation & Co. | 初期費用:100,000円 | 月額費用:39,800円~ | 無料トライアル:〇 |
ツール名:Kairos3 | 提供会社:カイロスマーケティング株式会社 | 初期費用:10,000円 | 月額費用:15,000円~ | 無料トライアル:- |
ツール名:Synergy! メール配信プラン | 提供会社:シナジーマーケティング株式会社 | 初期費用:148,000円 | 月額費用:25,000円~ | 無料トライアル:- |
ツール名:Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) | 提供会社:株式会社セールスフォース・ドットコム | 初期費用:0円 | 月額費用:150,000円~ | 無料トライアル:- |
ツール名:Marketo | 提供会社:アドビ株式会社 | 初期費用:非公開 | 月額費用:非公開 | 無料トライアル:- |
ツール名:SHANON MARKETING PLATFORM | 提供会社:株式会社シャノン | 初期費用:非公開 | 月額費用:100,000円~ | 無料トライアル:- |
ツール名:HubSpot professionalプラン | 提供会社:HubSpot Japan株式会社 | 初期費用:0円 | 月額費用:96,000円~ | 無料トライアル:〇 |
ツール名:SATORI | 提供会社:SATORI株式会社 | 初期費用:300,000円 | 月額費用:148,000円~ | 無料トライアル:- | ツール名:b-dash | 提供会社:株式会社データX | 初期費用:非公開 | 月額費用:非公開 | 無料トライアル:- |
※2022年6月調べ
また、こちらから、「【2022年最新版】MAツール比較表」をダウンロードすることができます。33項目にも及ぶ徹底比較表です。自社に合ったMAツール選びにご利用ください。
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注意したいのは、一口に「月額費用」と言っても、金額の設定条件は各ツールによって異なります。登録する顧客数や実施するキャンペーン数、メール配信数により、上記の金額は変わってきます。自社の状況、今後の活用方法を鑑みた上で選択しましょう。
また、導入前に無料で試せるツールも多いので、検討の際は使用感の確認などに利用することをおススメします。CRMやSFAなど既に導入されているシステムとの連携も重要です。
加えて、機能を比較する場合は、自社のどのような部分をサポートしてどのように解決できるのかを明確にしましょう。例えば、上記の表のSynergy! メール配信プランとPardotでは、システム連携やツールとして何ができるのかという点が全く異なります。そのため、自社のどのような課題をMAツールで解決したいのか導入前に把握し、金額だけに囚われない運用を行うことが重要です。
MAツールは費用の安さだけに着目しない
今回は、中小企業向けMAツールの主要な機能や導入の際の大切なポイント、および10社の導入費用について解説しました。
企業の営業活動はますます効率化を求められ、多くの企業がマーケティング活動を本格的に始めています。そのため、大企業だけではなく、日本の中小企業でもMAツール導入が進んでいる状態です。企業における課題解決・マーケティング施策の支援のためにも、MAツールの導入を検討してみましょう。
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