集客のコツ!セミナータイトル・キャッチコピー作成のポイント
自社の商品に興味を持ってもらい、購入につなげる有効な手段の一つに、セミナーの開催があります。しかし、セミナーは多くの競合他社も開催しているため、多くの見込み顧客に足を運んでもらうためには、セミナータイトルやキャッチコピーの工夫が必要となるのです。
そこで今回は、集客を成功させるためのセミナータイトルとキャッチコピー作成のポイントについてご紹介します。
- ▼この記事で分かること
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- セミナータイトル/キャッチコピーの重要性
- セミナータイトル/キャッチコピーに入れるべき4つの要素
- セミナータイトル/キャッチコピー作成ポイント
- セミナータイトル/キャッチコピー例
- マーケティングオートメーションツール
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Contents
セミナーのタイトル・キャッチコピーの重要性
毎日、さまざまな企業セミナーが開催されています。数あるセミナーの中から、見込み顧客に自社のセミナーを選んでもらうためには、タイトル・キャッチコピーの付け方が重要です。
同じセミナーに何度も参加する見込み顧客は限られるため、「セミナーの内容さえ充実させれば、何度もセミナーを開催するうちに自然に参加者が増えていく」ということは期待できません。セミナーを本に例えると、書店の本棚に並んだ沢山の本を一冊ずつ手に取って目を通し、気に入った本を購入する方は少数です。ほとんどの方は、本のタイトルとキャッチコピーを見て、手に取る本を決めるのではないでしょうか。
自社のセミナーに1度も参加したことがなく、会社やセミナー講師との直接の接点がない企業担当者にとって、セミナータイトルとキャッチコピーは特に重要です。競合他社間で似たような内容のセミナーが複数あれば、直感的に良さそうだと感じたものが選ばれることがほとんどです。
紙媒体もしくはWebのセミナーチラシ等で、まず目に飛び込んで来るのはタイトルとキャッチコピーとなります。そのため、まず見込み顧客の興味を引くことができるようにタイトル・キャッチコピーを工夫する必要があります。
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セミナータイトル・キャッチコピーを考える前に
セミナータイトルやキャッチコピーを考える前に、まずは以下の準備から始めましょう。
ターゲットを明確にする
セミナータイトルを考える前にまずは、セミナーに来てほしい具体的なターゲットを明確にしておきましょう。
ターゲット層やターゲットのニーズを明確にしておくことで、セミナー来訪者に対して効果的なセミナータイトルを考えることができます。
ターゲットの悩みや課題を整理する
具体的なターゲットが決まったら、ターゲットの抱える悩みや課題は何かを考えてみましょう。
ターゲットの課題解決につながる可能性の高いテーマを選ぶことで、ターゲットが興味関心を持ち、参加したいと思えるタイトルを考えることができます。
自社が提供できる価値を設定
次に、ターゲットがかかえる課題や悩みを解決するために、自社のセミナーがどのような価値を提供できるのか、ターゲットにとってのベネフィットを考えていきます。
ここまでの手順を基にして、セミナータイトルとしてまとめましょう。ターゲットが行動を起こしたくなるようなタイトルにすることで、参加意欲を高めることができるでしょう。また、ターゲットが一目で内容や魅力を理解できるよう簡潔でわかりやすいワード選びも重要です。
セミナータイトル・キャッチコピーに入れるべき4つの要素
セミナータイトルを作る際に取り入れたい要素が「4Uの原則」です。これらの4つの原則を組み込むことで、参加者にとって魅力的で興味をひくセミナータイトルやキャッチコピーにすることができます。
- 有益性(Useful)
- このセミナーに参加することで得られるメリットは何かといった、参加者にとっての「有益性」をタイトルに盛り込むことで、セミナーの必要性を感じてもらうことができます。
- 緊急性(Urgent)
- セミナーの申込期限や、参加人数の制限など、タイトルに「緊急性」を盛り込むことで、「すぐに行動しなければ」とターゲットに切迫感を与え、参加申し込みなどの優先度合いを高めることができます。
- 独自性(Unique)
- 他のセミナーとは違う「独自性」のあるユニークなタイトルは、ターゲットの興味を惹きつけやすくなります。自社ならではの強みや、新情報などを盛り込みましょう。
- 具体性(Ultra Specific)
- 明確な数字の提示や、利益、価値など「具体性」のある表現は、ターゲットが自分の為のセミナーであると感じやすくなります。
セミナーに参加することで得られるメリットやベネフィットを具体的に想像できるタイトルにしましょう。
セミナータイトル・キャッチコピー作成のポイント
タイトル・キャッチコピーを作成する際に、理解しておくべきポイントを解説します。
【1】セミナーのターゲットを明記(具体性)
例えば「BtoB企業の営業担当者向け」「人材育成・研修担当者向け」「役員以上の方限定」といったように、誰を対象とするセミナーなのかを明記するようにしましょう。
そうした工夫によって、見込み顧客は自分が対象となるのかすぐに判断することができ、気づいてもらえる機会を増やすことができます。またターゲットを明確に設定することで、よりターゲットに刺さる、効果的なセミナーを企画できるメリットもあります。
過去にセミナーを開催している場合は、顧客のセミナー参加履歴を調べ、ターゲットを設定しましょう。そのうえで、見込み顧客の興味や関心を引くセミナータイトルやキャッチコピーを考えると良いでしょう。
【2】得られるメリットを入れる(有益性)
セミナーが有料・無料であるかを問わず、セミナーの開催時間や移動時間が惜しいために、セミナーの参加を迷う見込み顧客も少なくありません。
見込み顧客にとって、セミナー参加で得られるメリットは参加の動機となる大事な部分です。そのため、セミナーの参加費用や時間以上のメリットが得られると感じられるようなタイトル、キャッチコピーにしましょう。
例えば「勝てる組織に成長させる」「商談数が2倍になる」「チームのコミュニケーションが変わる」など、セミナー参加後にどうなれるのか、ポジティブな表現で訴求すると、参加意欲も上がりやすくなります。
【3】限定性・希少性をアピール(独自性・緊急性)
人は限定性・希少性があるものに魅力を感じやすいです。例えば、「20名限定」「今回だけ」というインパクトが増す言葉を含んだキャッチコピーにすることで、限定性・希少性を感じてもらうことができます。
いつでも参加できそうなセミナーより、参加できる機会が限られるセミナーの方が貴重さが増すため、より参加意欲が増す見込み顧客は多いでしょう。
【4】セミナー講師の肩書きや実績を入れる
見込み顧客が受講するセミナーを選ぶ際、「セミナー講師がどのような人物か」ということも重要なポイントです。
セミナー講師はどこにでもいる普通の会社員ではなく、その道のプロとして認識される必要があります。競合他社のセミナーとテーマは同じでも、セミナー講師の紹介内容によって、より自社のセミナーに興味を持つ見込み顧客もいるかもしれません。また、セミナー講師の肩書きがしっかりしている場合、セミナーのクオリティーを保証する裏付けにもなります。
例えば「元◯◯のトップ営業」「人材マネジメントの第一人者」「20年のキャリアを持つ」など、セミナー講師の肩書や実績を入れることをおすすめします。
【5】数字を入れて説得力を持たせる
例えば「売上を20%向上させる」「離職率を50%から5%に改善」など、具体的な数字を入れてセミナー内容やセミナー講師を紹介することで、より説得力を持たせることが可能です。
そのため、「売り上げをアップさせるポイント」や「優秀な人材の流出を防ぐコツ」といったタイトルよりも、「売上をアップさせる7つのポイント」「優秀な人材の流出を防ぐ5つのコツ」のようなフレーズを含めましょう。具体的な数字を盛り込むことで、より見込み顧客の目を引き、学んでみようという気になります。
今すぐ使えるセミナータイトル例6選
上述したセミナータイトルを作る際に取り入れたい4Uの原則を踏まえたセミナータイトルの例をいくつかご紹介します。この原則を取り入れることで、より魅力的で参加者の関心を引きやすいタイトルになります。
- タイトル例①:
今すぐ成果を上げる!マーケティングツールの最強活用法 - 緊急性(Urgent)を強調し、すぐに結果を出したいという参加者のニーズに訴求する。
- タイトル例②:
他社と差をつける唯一無二のコンテンツマーケティング始め方 - 独自性(Unique)をアピールして、競合との差別化を図りたい企業を引き込む。
- タイトル例③:
実績アップ!BtoBマーケティングツール導入の具体的なステップ - 超具体性(Ultra Specific)を取り入れ、実際の導入プロセスや具体的な成果を示す。
- タイトル例④:
営業効率を50%向上させるBtoBマーケティングの実践法 - 有益性(Useful)を明示し、参加者に直接的な利益や改善効果を感じさせる。
- タイトル例⑤:
急成長を実現!BtoB企業が今すぐ導入すべきマーケティングツール5選 - 緊急性と具体性を兼ね備えた内容で、すぐに使える情報が得られると感じさせる。
- タイトル例⑥:
競合をリードするためのBtoBマーケティングツール徹底比較と選び方 - 独自性と有益性を組み合わせ、競合に差をつけたい参加者を引きつける。
これらのタイトルは、4Uの原則を意識して構成されており、特に緊急性や具体的な有益性を強調することで、参加者に強い興味を持たせることができます。
作成時の注意点!難解で馴染みのないワードは入れない
- NGワード例
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- 知名度の低い商品名
- 専門用語
- 難解な漢字
- 馴染みのない単語
一般的に認知されていない商品名や専門用語を入れた場合、興味を持たれにくくなります。そのため、セミナーのタイトルやキャッチコピーに、聞き馴染みのない固有名詞や専門用語、まだ知名度の低い自社のツール名やアプリ名などは入れないように気を付けましょう。
こうしたワードは避けつつ、一般的に認知され集客力のあるトレンドや商品などのパワーワードを使用することをおすすめします。
セミナー開催業務はマーケティングオートメーション(MA)で効率化しよう
セミナーのタイトル・キャッチコピーを決めたら、いよいよ集客を開始します。セミナー開催業務は、集客〜開催後のフォローまで多岐に渡ります。集客メールの配信に、セミナーページや申込フォームの作成、参加リストの管理、開催直前にはリマインドメールの配信も必要です。
これらの一連のセミナー開催業務を効率よく実施できるのが、マーケティングオートメーション(MA)ツール「List Finder」です。また、「List Finder」はセミナー開催後の商談創出にも貢献します。
セミナー開催後のお礼メールを「List Finder」で配信することで、その後の参加者の自社Webサイトへの来訪状況が把握でき、商談につながりそうな見込み顧客を把握することができます。例えば、セミナー参加後に自社サイトの「料金表」のページを頻繁に閲覧している、などの行動の可視化ができるため、営業はそのような有望な見込み顧客に優先してアプローチをかけることもできるのです。
まとめ:セミナータイトル・キャッチコピーは魅力あるものにしよう!
今回はセミナータイトルとキャッチコピーを作成する際のポイントについてご説明しました。見込み顧客がセミナーに参加するかどうかを決めるときの決め手になるのが、タイトルとキャッチコピーです。
セミナーを開催する場合、企画や会場の手配、当日の実施、セミナー後のフォローなどすべきことは多くあります。まずは重要な集客を増やすためにも、魅力あるタイトルとキャッチコピーを付ける工夫をしましょう。