展示会の集客に欠かせないチラシ作成のポイントとは?
展示会は、見込み顧客獲得のための有効な手段であり、時間をかけて出展の準備をする企業が多いのではないでしょうか。
しかし、展示会には多くの競合他社が出展しており、来場する見込み顧客も複数のブースを見て回るため、自社のブースに立ち寄ってもらえるような、魅力あるチラシ作りが求められます。
そこで今回は、展示会における集客チラシとはなにか、効果的な集客チラシの特徴をご紹介します。
- ▼この記事で分かること
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- 展示会チラシの役割
- 展示会チラシデザインの特徴
- 展示会チラシに記載すべき内容
- 展示会チラシテンプレート
- マーケティングオートメーションツール
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Contents
展示会チラシは集客ツールの一つ
展示会の集客チラシとは、展示会場で配布する「自社や商品の強み」「電話番号やメールアドレスなどの連絡先」などを1枚にまとめて記載したものを指します。
展示会では、各企業が工夫を凝らしたさまざまな配布資料を用意します。その中でも集客チラシはかさばらないので、来場者も受け取りやすく、目を通してもらいやすい点が魅力です。
展示会参加者が会場に滞在する時間は平均3〜4時間と言われています。この時間内にすべてのブースをゆっくり見て回ることは難しいため、多くの見込み顧客は興味を持ったブースのみ足を運びます。
また、ビジネストレンドや最新技術といった情報収集を目的としている来場者も非常に多く、すぐに商談に発展するとは限りません。しかし、配布したチラシを見てブースに立ち寄り、サービスや商品に関心を持ってもらえるチャンスがあります。
展示会の集客チラシは、見込み顧客がどのブースに立ち寄るかを決める重要な資料なのです。そのため、集客チラシにはたった1枚で集客効果を最大限に引き出す、魅力的な内容が求められます。
効果的な展示会チラシデザインの特徴
まずは、効果的な展示会チラシのデザインの特徴について見ていきましょう。
イラストや図、写真を活用している
集客チラシでは、伝えたいことを分かりやすく伝えるためのデザインが大切です。
チラシを文字だけで埋めてしまうのではなく、イラストや図、写真を効果的に使いましょう。見たときに直感的に理解してもらい、詳細はブースの説明で解決していただく流れを作ります。
両面印刷されている
片面印刷の場合、スペースが狭く、少しでも多くの情報を盛り込もうとすると読みづらくなるため、どうしても情報量を抑えなければなりません。逆に、あまりに文章を削ってしまうと、内容の乏しいチラシになってしまいます。
そこで、コスト面の問題がなければ、両面印刷にすることをおすすめします。
両面印刷にすることによって、表面にサービスや商品のキャッチコピーや特徴、裏面に具体的な内容を記載できます。関心の高い見込み顧客だけ両面を読むため、関心の低い展示会来場者に無駄な時間を取らせることがない点もメリットと言えるでしょう。
展示会チラシに記載すべき内容
展示会チラシを作成する際には、以下の要素は必ず記載するようにしましょう。
キャッチコピー
効果的な展示会チラシにするには、何が書いてあるのかひと目でわかることが大切です。伝えたい内容をキャッチコピーとして明示することで、チラシの内容を読まなくても情報を伝えることができます。
直感で「行ってみたい」と思ってもらえるよう、その製品やサービスの特徴は何か、顧客が受けられるメリットは何か、ひと目で伝わるキャッチコピーにすることが重要です。
製品・サービス内容
どのような製品やサービスなのか、特徴を端的にまとめて記載しましょう。導入のメリットや解決できる課題など、チラシを見た人が導入後の活用イメージがしやすいと興味関心を高めることができます。
導入価格
展示会来場者が製品やサービスを導入する際の大きな判断材料となるのが価格です。すべてのプランやコース料金を記載する必要はありませんが、平均的な導入価格や参考価格を提示しておくことで、問い合わせのハードルを下げることにもつながります。
問い合わせ先
会社情報や問い合わせ先をわかりやすいように記載しておくことも大切です。また、製品やサービスのWebページがあればURLを記載することで、アクセス数などの反響を把握することもできるでしょう。
展示会チラシのデザインテンプレート
効果的で情報の伝わりやすいチラシにするには、デザインも重要なポイントとなります。チラシに記載する情報が整理できたら、どの情報をどのようなレイアウトにするのか検討しましょう。
ここでは、展示会チラシの基本型ともいえる3分割レイアウトを見ていきましょう。
【3分割のレイアウト例 】
キャッチコピー |
---|
製品・サービス内容 導入価格 |
問い合わせ先 |
【チラシ例】
展示会チラシを作成する際に押さえておきたい4つのポイント
効果的な展示会チラシを作成するためにも、押さえておきたいポイントをご紹介します。
【1】ターゲットを明確にする
チラシを受け取った見込み顧客は、「自分にとって関係があるかないか」という視点でチラシを見るため、誰にブースに来てほしいのかが一目で分かる紙面制作を心掛ける必要があります。
ターゲットとする業種や事業規模、見込み顧客を明確にした上で、チラシを制作するようにしましょう。
多くの人に立ち寄ってもらおうとターゲットを広げ過ぎると、あいまいになってしまい、重要な見込み顧客の目に止まらなかったり、集客数を増やすことはできても、なかなか商談につながらなかったりするため、注意が必要です。
【2】強みやメリットは分かりやすく
多くの展示会では、自社と同じようなサービスや商品を提供している企業が他に存在するでしょう。その中から、なぜ自社サービスや商品を選ぶべきなのかという、明確な理由づけができなくてはなりません。
例えば「開発から製造、加工、アフターフォローまでをワンストップで提供」「この分野で◯年以上の経験」「◯○技術には絶対の自信」など、競合他社と差別化を図ることのできる根拠を紙面に掲載しましょう。
【3】利用シーンをイメージできるように
質の高いサービスも、性能に優れた商品も、見込み顧客が自社での利用シーンをイメージできなければ、興味を喚起することはできません。
どのような課題が、サービスや商品を使うことによって、どう解決されるのかを示すことで、見込み顧客に我が事として関心を持たせることができます。
【4】具体的な価格が記載されている
見込み顧客がサービスや商品を検討する際、価格は重要なポイントです。顧客は、「そもそも自社で利用できる(購入できる)価格であるか」を見ます。
実際にはケースによって価格が変動する商品・サービスも多いでしょうが、参考価格でも構わないので、チラシに具体的な価格を盛り込むようにしましょう。
チラシに記載する商品ラインナップを複数用意しておくことも1つの方法です。
例えば、エントリーモデル、スタンダードモデル、ハイエンドモデルという3つの価格帯を掲載することで、見込み顧客が自社に合うものはどれかという視点で着目しやすくなります。
おわりに
今回は、展示会における集客チラシとはなにか、効果的な集客チラシの特徴や作成のポイントをご紹介しました。
展示会出展で得た全ての見込み顧客が直ちに商談に結び付くとは限りませんが、商品に対して興味を持ってもらうための良い機会です。今回ご紹介した集客チラシの特徴を参考にして、展示会集客をぜひ成功させてください。