メールマーケティングの成功事例5選!成功させるためのポイントやおすすめツールも紹介
BtoBマーケティングにおいて、メールマーケティングは有効な手法として知られています。メールマーケティングを成功させるためには、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか。
導入事例から成功するための要素を抽出していきます。
- ▼この記事でわかること
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- メールマーケティングの概要
- メールマーケティングの成功事例
- メールマーケティングを成功させるポイント
- メールマーケティングにおすすめのツール
メルマガ配信を
営業活動に活かせていますか?
MAツール「List Finder」をご利用いただくと、メール配信の他に、以下を実現できます。
- 配信後の開封/クリック率などの効果測定
- メールを読んだ顧客の特定
- その後の自社Webサイトへのアクセス状況解析
メール配信結果を活用した有望顧客リストの作成や営業活動の履歴管理も可能です。
こちらから「List Finder」の詳細資料をダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください!
Contents
メールマーケティングとは?
メールマーケティングはSNSが台頭する前から存在しているマーケティング手法の1つで、効率的に顧客へアプローチできることからいまだに多くの企業が導入しています。
メールマーケティングを行うにあたって、メールマーケティングが具体的にどういうものなのか、概要と注目されている理由から知っていきましょう。
メールマーケティングはメールを使ったマーケティング戦略
メールマーケティングとは、適切なタイミング、内容のメールを配信することで見込み顧客の購買意欲の育成や売上アップといった「成果」につなげるマーケティング手法です。商品購入やサービス登録などの直接売上につながる成果だけでなく、資料請求や無料相談の申し込みなどの幅広い成果を目的として行われます。
アポなしの訪問や電話といった従来の営業方法は、一方的な押し売り営業と感じる見込み顧客もいました。
しかしメールであれば、読むかどうかを顧客自身が判断します。自社としてもメールアドレスが分かっていれば送信できるので、企業を回ったり電話番号を調べたりしなくてもアプローチができることから、見込み顧客と営業担当者双方の負担を減らし、効率の良い仕事が可能になるのです。
メルマガとの違い
よくメルマガと間違えられることがありますが、メルマガはメールマーケティングの手法の1つに分類されます。
メルマガの場合、同一内容のメールを自社に顧客情報のある全員を対象に配信することを指し、顧客ごとに差別化した配信は行いません。
メールマーケティングが注目されている理由
総務省が2020年9月に公表した「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によれば、コミュニケーションツールとしてメールを利用する世代は30代以降で50%を超え、現在も増加傾向にあります。
また、インターネットの利用時間として、「メールを読む・書く」時間は「ソーシャルメディアを見る・書く」時間より上回っており、メールに関する需要が増加している傾向にあることが分かっています。
特にBtoBの分野でメールを活用したコミュニケーションは引き続き主流であり、メールはマーケティングのチャネルとして、昔と変わらず高い有効性を維持しているのです。
メールマーケティングの成功事例4選
メールマーケティングにはさまざまな方法がありますが、その中でも成功した事例について紹介します。自社での施策を検討する際の参考にしてください。
お礼メールの活用で成功した事例
Web制作やコンサルティングを行う株式会社アドミューズでは、既存顧客やパートナーからの紹介案件やWebからの問い合わせも多く、新規提案の機会は豊富にありました。
しかし営業担当者が少なく、商談後のクロージングに十分な時間を割けないため、新規受注率の低さが課題となっていました。また、サービス提供が競合と比較されることが多いため、商談後に適切なタイミングでフォローできず、受注に結びつかないケースが多かったのです。
そこで同社は、マーケティングオートメーションツール「List Finder」を導入。商談後に送付する「お礼メール」に「個人解析」の仕組みを組み込むことで、商談後にWebサイトへ再来訪した顧客の動きを計測し、適切なフォロータイミングを逃さない仕組みを作りました。
これにより、検討フェーズが進んだ顧客や興味が高まった顧客がどのタイミングでWebを再訪したかが明確になり、自然に案件フォローが行えるようになりました。
イベントフォローにメールマーケティングを活用し成功した事例
セミナーなどのイベントを開いても、アンケートや顧客情報の集計・分類に時間が掛かってしまい、イベント後のフォローになかなかつなげられないという悩みを抱えている企業は多くあります。
デジタル総合印刷株式会社は、印刷業を始めICT技術を用いたデジタルソリューション事業を展開しています。同社は展示会で獲得した見込み顧客へのアプローチ・進捗管理が非効率であることや、見込み度が高い顧客が埋もれてしまうという課題を抱えていました。
そこで、見込み顧客の動きやアプローチなどを管理できる「List Finder」を導入。見込み顧客のニーズを把握し、見込み度が高い顧客にメールを配信したところ、たった1回の配信で33件のサイトアクセス情報を得ることに成功しました。
インタラクティブ広告を組み込んだメールの活用で成功した事例
インタラクティブ広告をメールマーケティングに組み込むことで成果を上げた事例も存在します。インタラクティブ広告とは、広告からユーザーが商品ページへのジャンプなど何かしらのアクションを起こせる広告のことです。メールを単なるテキストベースの読み物としてではなく、ストーリー性もあり、ユーザーに親しみを感じさせるものに変えることができます。
インタラクティブ広告をメールに組み合わせるサービスを行っている事業者も多くあり、メールマーケティングではよく使われる手法となっています。
ステップメールを活用したメールマーケティングの成功事例
ステップメールを活用した事例も多く見られます。ステップメールの利点として、コンテンツ作成の時間を省略できるというものがあります。すでに作成しているメールが自動で送信されるため、毎回フォローメールを作成したり、コンテンツを作成する時間がかからず、個別フォローや重要な顧客対応など、より注力すべき案件にリソースを注げるようになったという企業は少なくありません。
メール配信用のツールには、ステップメールを自動配信できる機能を持つものも多くあります。以下のバナーから、弊社のMAツール「List Finder」を利用したメール配信で成功した企業様の事例集をダウンロードいただけますので、ご活用ください。
メールマーケティングの成果を上げた成功事例をご紹介!
save_alt導入事例集~メール活用編~をダウンロードするplay_arrow
メールマーケティングの種類
メールマーケティングの手法としては、ステップメール、休眠発掘メール、セグメントメール、メールマガジン(メルマガ)などがあります。
ステップメール
ステップメールとは、あらかじめ用意していたメールをスケジュールに沿って送信するメールマーケティング手法のことです。たとえば、ユーザーが資料請求を行った後にお礼のメールを自動送信したり、初回のメールをユーザーが閲覧した数日後に次のメールを発信するのもステップメールです。
段階的にメールを送信していくことで、ユーザーとの関係性の維持や構築を行うことができます。
休眠発掘メール
休眠顧客発掘メールは、一度は商談を行ったものの、何らかの事情で離脱してしまった見込み顧客に対して近況を伺うために配信するメールです。
過去に関わりがあった顧客は、一度は自社に興味を持ってくれた顧客であるため、再度有益な情報を発信することで新たな契約につながる可能性を高めることができます。
セグメントメール
セグメントメールとは、見込み顧客を年代や、職業、役職などでセグメント分けし、セグメントされた見込み顧客の興味度合いに合わせた内容を個別に配信するメールのことです。
見込み顧客のニーズを把握し、それぞれに適切な内容でメールを送り分けることで、一斉送信と比べ、開封率やコンバージョン率を高めることができます。
メールマガジン
メールマガジン(メルマガ)は、自社に顧客情報のあるユーザーに対して同じ内容のメールを一斉配信する手法です。
キャンペーン情報やセール情報、特典などを配信し、顧客にメリットを感じてもらうことで、コミュニケーションを図ります。
事例から学ぶメールマーケティングを成功させるポイントとは?
メールマーケティングを成功させるために、戦略上必要なポイントについて事例から学んでいきましょう。
目標とKPIを設計する
メールマーケティングを行ううえでは、目標設定とそれを達成するためのKPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)を的確に設定していくことも求められます。具体的な目標としては売上や資料請求数、KPIとしては開封率やクリック率、配信解除率やサイトの訪問率などが挙げられるでしょう。
KPIを達成することで目標に到達できるよう、適切な設計をすることによって目標との距離や何をすべきかが明確になります。メールマーケティングで成功している企業は、この目標とKPIの設計を的確に実施しているという共通点を持っています。
顧客ニーズに合わせた内容のメールを配信する
顧客のニーズに合わせた内容のメールを送ることは、メールマーケティングの成功に欠かせません。顧客が興味を持つ情報や価値を提供することで、メールが開封されやすくなり、内容をしっかり読んでもらえる可能性が高まります。
たとえば、過去の購買履歴やWebサイトでの行動データを活用して、顧客に関連する商品やサービスの情報を提供することで、顧客が「自分のために送られたメール」だと感じ、より積極的に反応してくれます。このようなパーソナライズされたメールは、信頼関係を深め、企業へのロイヤルティを向上させることにもつながります。
読んでもらいやすいタイミングでメールを送る
メールの配信タイミングも、メールマーケティングの効果を大きく左右します。顧客がメールを確認しやすい時間帯や曜日に送信することで、開封率やクリック率の向上が期待できるでしょう。
自社の見込み顧客がどの時間帯で最も反応を示しやすいかをデータから分析し、それに基づいてメールを配信することが効果的です。タイミングを意識することで、競合メールに埋もれることなく、顧客の目に留まる機会を増やすことができるのです。
効果測定を行う
メールマーケティングを成功させるためには、メールの開封率やクリック率、滞在時間などからメール配信の効果について詳細に分析し、アップデートしていくことが必要になります。
メールマーケティングを行っている企業の中には、メールの効果測定が配信に追い付いていないというケースもあるようです。メールの効果が分からないまま配信し続けていては意味がありません。ツールの導入などを行い、効果測定をしやすい体制を整えるなどしてメール配信の効果を高めていくことが、メールマーケティングを成功させるポイントです。
メールマーケティングを成功に導くツール
ここからは、メールマーケティングを効率化させるツールと選び方について解説します。
メールマーケティングに活用できるツールとは?
自社への関心度に対応したメールや、適切なタイミングで配信を行うメールマーケティングを実施するには、専用のツールを導入することが効率的です。
メールマーケティングに使われる代表的なツールとしては、メール配信システムとMAツール(マーケティングオートメーション)があります。
- ・メール配信システム
- メール配信システムは、顧客にメールを一斉送信したり、特定の条件に基づいて個別に配信するためのツールです。シンプルな操作で大量のメールを効率的に配信できるため、ニュースレター、販促キャンペーン、商品案内、イベント告知など、幅広い用途に活用されています。
メールの開封率やクリック率、配信のスケジュール設定など基本的なマーケティング機能が備わっていることが多く、マーケティング施策の反応を測るのに便利です。また、使い勝手が良く費用も比較的安価であるため、小規模な企業や予算が限られている場合でも導入しやすいのが特徴です。
- ・MAツール(マーケティングオートメーションツール)
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MAツールは、メール配信だけでなく、Webサイトのアクセス解析や顧客データ管理、ターゲティング、リードナーチャリングなど、マーケティング業務全般を管理するためのツールです。
MAツールでは、顧客の属性や行動に基づいて自動で個別メールを送信したり、メール以外のチャネル(SNSや広告など)との連携も可能です。分析機能も充実しており、マーケティング施策の効果を可視化し、効果的な戦略改善に役立ちます。
つまり、メール配信システムは「一斉配信」や「定期配信」の効率化に適したツールで、MAツールは「顧客育成」や「マーケティング活動全般の統合管理」に適しており、より高度なマーケティングを実現します。
導入ツールの選定ポイント
ツールを選ぶ際には、目的や規模に応じて考慮する必要があります。ここでは、特に重要な選定ポイントを見ていきましょう。
- ・配信機能
- 配信機能が充実しているツールでは、メールのテンプレート作成やリスト管理、セグメント分け、スケジュール設定、A/Bテストなど、さまざまな操作を効率的に行うことができます。
特に、ターゲット層や目的に応じたセグメント分け機能が優れていると、顧客ニーズに合わせたメッセージを細かく調整でき、パーソナライズされた効果的なメール配信が可能です。
- ・セキュリティ
- 顧客情報を扱うことから、セキュリティ対策は欠かせません。特に、個人情報や購買履歴などのデータを含むため、万が一の情報漏えいリスクを防ぐための機能が重要です。
選定時には、データの暗号化やアクセス制限、二段階認証などのセキュリティ機能が備わっているかを確認しましょう。顧客に安心してサービスを利用してもらうためには、安全性が確保されたツールを使うことが信頼獲得に直結します。
メールマーケティングにおすすめのツール
ここでは、メールマーケティングにおすすめのツールをメール配信ツールとMAツールそれぞれご紹介します。
メール配信システムおすすめツール5選
それでは、メール配信システムのなかでもおすすめのものを紹介していきます。
・blastmail(ブラストメール)
現在契約社数は22,000社以上で、多くの企業・官公庁などで導入されている配信システムです。お試しプランでは0円から始められ、クリックや開封率の測定といったメール配信ツールに求められる最低限の機能を搭載しています。
- 【機能一覧】
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- HTMLメール作成
- ターゲット配信
- 空メール登録
- 効果測定ツール
- 迷惑メール対策
- 【価格】
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- 初期費用10,000円~
- 月額費用4,000円~
・配配メール
導入実績は約10,000社で、メールを送信するためのシンプルな機能に特化した配信ツールです。ドラッグ&ドロップだけでHTMLメールが簡単に作れ、初めての人でも操作性は問題ありません。月額費用は、配信先の件数に応じて変動します。
- 【機能一覧】
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- HTMLメール作成
- セグメント配信
- 分析/効果測定機能
- メールマーケティング機能※(ホットリード抽出、シナリオメールなど)※Bridgeプランのみの機能
- 【価格】
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- 要問合せ
・お名前.com
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- 初期費用0円
- 月額費用869円~
・Cuenote FC(キューノートエフシー)
Cuenote FCはハイスピードな大量配信を得意としながら、効果測定や自動CSVインポート等も可能で大手企業にも選ばれるメール配信システムです。クラウドサービス・オンプレミスの形式で提供しています。
- 【機能一覧】
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- HTMLメール・テキストメール自動送り分け
- ターゲット配信
- ステップメール配信
- ABテスト
- メール開封率計測
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- 初期費用30,000円~
- 月額費用5,000円~
・Zoho Campaigns(ゾーホー・キャンペーン)
直感的な操作のエディターで初心者の方も始めやすいツールです。クリックしたボタンの位置までわかるレポートで、受信者の反応や効果を確認しながらキャンペーンメールの配信を続けられます。
- 【機能一覧】
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- HTMLメール
- ステップメール
- ABテスト
- メール開封率計測
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- 初期費用0円
- 月額費用360円~
MAツールのおすすめ
MAツールはマーケティング施策を幅広く支援するためのツールなので、メールに記載したURLから「どの見込み顧客がどのページに何分アクセスしたか」まで分析できます。Web上の行動履歴から見込み度合いの点数を付けるスコアリング機能を利用すれば、優先的に営業をかけることも可能です。
ここでは、MAツールの中でも比較的低価格で、スモールスタートができる「List Finder」を紹介します。
・List Finder
国内で1,800アカウント以上の導入実績があり、月額4万円台〜導入できます。見込み顧客のデータとメール配信を一括で管理し、マーケティングに必要なデータを網羅できるツールです。初めてのMAツールだから不安という方でも、サポートがあるので安心して相談ができます。
- 【主な機能一覧】※メール機能のみの紹介
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- テキストメール作成
- HTMLメール作成
- One to Oneメール
- ステップメール
- A/Bテスト配信
- レポーティング
- 【価格】
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- 無料で使えるフリープランあり
- 初期費用100,000円
- 月額費用45,000円~
まとめ:ほかの導入事例も参考にしてみよう
メールマーケティングは現在も有効な手法であり、行っている企業は多くあります。
どのような効果測定や目標設計を行っているのか、多くの事例から共通要因を掘り下げることができます。こうしたメールマーケティングの事例から、課題や成功要因を学んでいきましょう。